3月の震災後、津波の被害をうけた東北の沿岸部は未だ復旧の途半にあります。現在、宮城県石巻市では「石巻工房」という復興支援プロジェクトが立ち上がり、活動をはじめています。建築家・芦沢啓治氏が中心となり始動したこのプロジェクトに、ハーマンミラージャパン株式会社は賛同し、その活動を支援させて頂く運びとなりました。
石巻工房の役割と目的
[目的]
■復興のため、自力での修繕や生活必需品を制作する支援をする
■工房の活動を地元の学生たちと共に行うことで、将来に資する人材を育成する
■自由に使える工房に地域の幅広い年齢層の人々が集まることにより、コミュニティの活性化に貢献する
■地域に古くから伝わる手技の継承を行うことでお年寄りの孤立化を防ぎ、世代間コミュニケーションの円滑化を図る
■「手づくり」にデザインの付加価値を与えることにより、主に地域圏外で販売するための石巻工房ブランドを立ち上げ、現金収入を生む
■将来的には、雇用および新たな分野の産業創出に貢献する
[地域との連動と運営の方針]
■地元の方々との協働
石巻工房での活動は、周辺住民だけでなく地元の学校の生徒たちとも協働。若い学生は復興を通じて街に関わることで、通常の授業では得られない技能や感性を身につけられる。
■地元企業と協働
地元企業は石巻工房を中心としたワークショップ等を通じて、優秀な人材や将来性のある若者との交流を広げることができる。こうした試みは、能動的に街をつくっていく文化を育成し、活性化していく流れをつくることができると考えている。
■地域に根づく運営
石巻工房の運営は、復興後も地域に根付き、長期的に活動を継続させるために地域の方々に担っていただく必要がある。実行委員会は、石巻工房が軌道にのるまでの指導役として、またこうした活動の広報役を務めることにより、「ものづくりのための公共的な施設」としての活動を継続的にバックアップしていく。
石巻工房実行委員会メンバー/活動協力者/協賛者/後援
■企画・運営:石巻工房実行委員会
[石巻工房実行委員]
代表:芦沢啓治(芦沢啓治建築設計事務所)
加藤 純(context)
佐野恵子(アクシスギャラリー)
丹青社
長岡 勉(point)
橋本 潤(フーニオデザイン)
[賛同者]
荒尾宗平(SIDES CORE)/伊藤達信/大塚彰宏(blue studio)/カイシトモヤ(room composite)/須藤玲子(NUNO)/田中浩也、渡辺ゆうか(FabLab Japan)/寺田尚樹(テラダデザイン一級建築士事務所)/富松 暖/鳴川 肇/西尾 洋介/ NOSIGNER /林祐輔、安西葉子(DRILL DESIGN)/廣中幸司(tebito)/藤森泰司(藤森泰司アトリエ)/ MILE / 間仕切りプロジェクト
■協力・協賛
[支援のお願い]
石巻工房では、協賛を広く募集しています。
資金援助のほか、電動ドライバーなどの工具や道具、各種加工機器などの機材、合板やツーバイ材など資材・材料類の提供、また技能を通じて協力いただける人材などです。
石巻の学生や地元の方々とのワークショップに関わる活動に役立たせていただきます。
[協賛企業]
*五十音順、2011年8月31日現在
アクシスギャラリー
株式会社ウスキ電機
株式会社エイペクス
株式会社遠藤照明
有限会社 サイン技研
三栄ハウス株式会社
株式会社シー・エス・プランニング
JBS インターナショナル株式会社
高広木材株式会社
株式会社丹青社
ハーマンミラー
ハーマンミラー エルゴキオスク
BC WOOD 日本事務局
みちのく興業株式会社
株式会社山岸製作所
山本企画工芸株式会社
石巻工房の場所
〒986-0822
宮城県石巻市中央2-8-2
hoshino box piazza 1F
〒986-0822
宮城県石巻市中央2-10-2 新田屋ビル1階
〒986-0822
宮城県石巻市中央2-10-21 サトミビル1F左
〒986-2135
宮城県石巻市 渡波栄田164-3